ステキな本: 2006年8月アーカイブ


3分以内に話はまとめなさい―できる人と思われるために
高井 伸夫

まあとにかくうちの会社の会議は長引くんですな。
原因はやたらと話の長い人がいるからなんですな。
彼を反面教師にしつつも、自分も結構無駄な話をしてるなあと思ってたり、あとお客さんの前だと緊張しちゃったりするので、ちょっとこの本を読んでみました。

なぜ3分以内に話をまとめるべきかということから、実際にどうやって話をするとよいかというポイントを結構しっかり教えてくれます。
それから気に入られる話し方・嫌われる話し方が具体的に載っていて、今日からすぐに実践できそうです。
要は、「話されてる側の気持ちを考えて話をしましょう」というのが一番大事だということが分かった。
話し方で人からの見られ方はかなり変わりますよということです。

実践しようポイント。
・緊張しないためにはものすごくゆっくり話し始めてみる
・データは言葉よりも映像で頭にしまいこむ
・「話のポイントは3つです」と先に言う(3つだと聞く気になる。いっぱいあると眠いよね)
・後味の良い話の終わり方には依頼形と同意形
・会議で意見を言うときは、全員対等で発言しなければ意味ない

あとは相手を巻き込んでしまう話し方と呼びかけ法の話は、この前会社の一番偉かった人と飲んだ時に気付いたことと同じだった。
そのときの話し忘れちゃったので、ここでは割愛。後で思い出したら書く。

ここを読んで身に覚えのあるSさんは↑のリンクをクリックして本買って読んで僕の時間を返してください。


プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
P・F. ドラッカー

速読を勉強しただけじゃなくて、ちゃんと本も読んでいますよ!
ということで、今回は読んだ本をご紹介です。
ドラッカーです。コレ読むまでは知らなかったのですが、経営学の神様のような人らしい。残念ながら数年前に他界されたようですが、とても沢山の著書があります。
僕はこの本を読んではまってしまったので読み漁ろうと思っています。

さて、本書ですが、簡単に言うと「個人が如何に仕事をするべきか」、ということが書かれています。しかし、ただ単純に「こうしなさい」と書いているのではありません。

まず現代の労働環境の生まれた背景を歴史、特に産業革命などを振り返ります。
ただ単に歴史の説明をするだけでなく、彼は彼の切り口で歴史の意味を再定義します。現代は資本主義ではなく、ポスト資本主義、知識主義社会なのですよと。

そして、その知識主義のなかで働くことの意味について、また如何に生産性を上げるかということについて、「知識」「成果」「貢献」など、仕事の根本的な意味・定義について分かりやすく説明されています。

後半では前半の説明を背景に、自己マネジメント・意思決定、そして自己実現について、仕事だけでなく人生観に通じるような、身の引き締まる数々の名言で語られます。

本書はドラッカーの様々な著書から抜粋されて再構成されたものらしいので、各章が若干つながりが感じられない部分があり、思わぬところに重要なことが書かれていてびっくりしたりもします。ドラッカー入門と位置付けられているよう。

ただ、ドラッカー初体験の僕としては、目からウロコの連続でした。

特に、「現代社会をポスト資本主義とし、産業革命の正体は知識の活用であり、テクネが知識となったことが最も重要である」ということに衝撃を受けました。
「ああ、そういうことになってたのね、この世界」みたいな感じ。相対性理論を知ったときと同様の衝撃。

・必要なのは成果を上げること。
・そして成果を上げるためには習慣。
・人は教えるときに最も学ぶ。

この辺がすぐに体に馴染んだ。もっと色々馴染ませるためにもっとドラッカーを読もうと思います。


王様の速読術

最近、いろいろと勉強気分になりまして。本を読みまくろうかと思っている所存。
そこで、まずは本を読むために速読を勉強しようと買ってみた。
買って読んでみたので紹介してみる。

本書では「なぜ速読が必要なのか」「本とどうやって付き合うべきか」など、速読以前の「本に対する心構え」が丁寧に、しかも王様と王様のところにきた隣の国来客(スパイ?)とのやりとりという形で分かりやすく示されています。
僕は、速読というものは今まで触れたことがなかったので、まったく想像が付きませんでしたが、「心構え」を先に頭に入れることで非常にすんなりと速読というメソッドが身に付きました。訂正。身に付いた気がしました。
今では当たり前のことのように速読をやらなきゃなあという気分になっています。

大事な部分は以下のような感じ。

 ・ "30分"など時間を決めて、読む
 ・ 「読むこと」より「知識の吸収」が大事
 ・ まず本を読む「目的」をはっきりさせてから読む
 ・ プレビュー⇒写真読み⇒スキミングという順序で読む
 ・ スキミングはパレートの法則で。2:8ですよ。
 ・ 吸収のためにアウトプットを心がける

最終的には、目的を明確にして、時間を大事に使って、幸せになりましょうと。自己マネジメントにつながるという、最近の僕には熱い内容でした。
しかし、なんといっても、王様の絵がかわいいことがこの本でもっとも評価されるべき点でござる。


※上記レビューは、「速読の本を、頑張って速読を試しながら読んだので、内容が頭に入っていないかもしれない人」が書いたものであることを予めご了承ください。

プロフィール

nyontan/nyon2
経営とかプログラミングとかフィリピンとか。基本的にふざけてるけど、たまに超まじめ。
うんこうんこー。

最近読んだ本

早起き生活