マネジメント・目標管理・民営化などの言葉を創り出した人の話

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今ではすっかりビジネスで欠かせない言葉となった、「マネジメント」。このマネジメントを創り出したと言っても過言ではない人物、それは何を隠そう去年紹介したP・F・ドラッカーです。
また、「目標管理」「民営化」「分権化(日本で言う事業部化)」「知識労働者」などの言葉は間違いなく、ドラッカーの造語です。

ビジネスパーソンたちが今、目の前にし、必至で得ようとしている知識、それはビジネスストラテジー。それを学ぶのにドラッカー以上の教材はあるだろうか。いや、ない。(反語)
というわけで、ドラッカーを読むために、非常にオススメな本を発見したので紹介します。

ドラッカー20世紀を生きて―私の履歴書
ピーター・F. ドラッカー Peter F. Drucker 牧野 洋
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偉大なドラッカーが如何にして数々の名著や新しい世の中の仕組を考えることができたのか。
本書を読んで、彼の生きてきた激動の時代と、育った環境を見ると納得できる気がします。
ヒトラーに直接取材、幼い頃に出会ったフロイトなど、まさに歴史の証人なんだと思い、驚きました。
そして、自分がどう生きていくのが幸せなのか、なんてことも考えさせられます。
あとは、著書の書かれた時期や時代背景が分かるため、これからドラッカーを読もうと思っている人にはオススメだと思います。

僕としてはこんな感じの書評を書いてみたのですが、歴史書としても興味深いかもしれないです。
数学・物理学の歴史書的な本を読むと、アインシュタイン等の学者達もそうだと分かるけど、ドラッカーも同様、第一次世界大戦というのが如何に歴史上の人物たちに影響を与えたかということを改めて実感します。
歴史的に世界の仕組みは常に激動であって、常に安定はあり得ないと思います。でも繰り返される。
今の自分に当てはめて、その中で如何に生きるか、そういうことが学べるのが歴史書、そして本書のような自伝書の一番の醍醐味だと思います。

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